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無宗教の葬儀

定の宗教に依存しない葬儀もあり、故人の宗教観や、会社/団体葬などの場合に行なわれることがあります。無宗教とは、特定の宗教を信仰しない、または信仰そのものを持たないという思想・立場のことで。特に日本人には多いといわれています。その厳密な定義は曖昧で、特定の宗教に参加していない・特定の信仰を持っていないといった単に信仰上の空白的状況を指すものから、信仰や帰依といった無批判なまま無条件に信頼を寄せる状態を作ることを善しとしない価値観や思想を持つ、あるいは積極的に神や宗教・信仰を否定して回る状態まで、全く意味の異なるこれらの全てについて当てはまるため、言葉としての扱いには注意が必要です。「神を信じない」という無神論に近いため混合されやすく、確かに無神論者は無宗教に分類されますが、無宗教者の全てが無神論者ではありません。また神や霊魂を否定はせずとも、これらに対する信仰や確信を持たない者たちもまた、無宗教者といえます。このような曖昧さが多々あることから無宗教という言葉に関しては国際的に様々な批判や揶揄、誤解を受けているのが実情です。「無神論者の中にも宗教を信じている者もいる。彼らはいわば「神はいない」という考えの宗教を信じているのだ」といった論調も無宗教者に対する批判としては定番の一つとしてあり、これらの“無宗教者も所詮は「無宗教教」の信者に過ぎない”、“神や宗教の代わりに科学(や科学のようなもの)を信じる「科学教」に過ぎない”といった批判もあります。

無宗教での葬儀は「無宗教葬」といい、また決まった方式が定まっていないことから「自由葬」とよばれることもあります。宗教に依存しないと言っても、仏式における読経の部分をなくし、通夜、告別式等は通常通りに行なわれるだけの場合が多いようで、定まった方式がないために、どうやってもいい反面、遺族の方も参列する方も慣れていないのでとまどうことが少なくありません。無宗教葬をして困るのは、むしろ葬儀の後で、仏教では仏壇があったり四十九日があったりするので、お葬式後の弔い方が慣習として定まっていますが、無宗教には定まった方式ないのです。そのため無宗教葬であっても、その土地の喪の慣習を積極的に採用し、なれ親しんだ習慣を採用しているところが多いようです。

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